目次
①心が不安だと確かなものを求める
②思考が他力本願になってしまっている
③人は誰でも弱さがある
④他力本願でない人が運命を動かす
⑤心が定まるとは何か
①心が不安だと確かなものを求める
世の中には絶対というものはありません。
でも心が不安定だと絶対に間違いのないもの、絶対に正しいものを求める気持ちが強くなります。
これを人間に当てはめると「この人の考えや言葉は絶対に正しい」「あの人についていけば絶対に間違いない」となる。
占いに当てはめて考えると「この占いは絶対に当たる」「占いで良いと出たら絶対に大丈夫」ということになる。
でも当然の話だけれど、世の中それほどうまくはいかないんです。
②思考が他力本願になってしまっている
絶対に間違わないものを信じて、それにすがって生きるというのが絶対を求める心。
これは結局他力本願の生き方ということになる。人でも占いでも、絶対に間違わない存在に答えを出してもらってそれに従っているということなのだから。
こうなると自分で考え行動しているように見えても、実は他の何かが出した答えによって(他のものに考えてもらって)その指示に従って行動しているだけということになってしまう。
それでは人生が、他の誰かや占いの匙加減によって、あっちに行ったり、こっちに行ったりして、ちょっとしたことでブレてしまう。
③人は誰でも弱さがある
これは実は誰にでも大なり小なりあることです。
絶対的な存在の人を信じなくても、誰にでも間違いはあると冷静に考える人でも、神仏を信じる信仰心があるかもしれない。
宗教があり、神様を信じる気持ち。これは絶対に間違いのない存在を信じているということになります。
占い師であれば、運命の法則を絶対のものと信じているから、占術の確かさを信じているから占い師であるわけです。占い師が自分が使う占術の正しさを信じていなければ仕事になりません。
占い師は、どんなに優れた人でもその人間を絶対の存在とは考えないでしょう。占術を通して、どんなに立派そうに見えても全ての人間には長所と短所が混在していることを理解しているから。占術を修得している人間とはそういうものです。
それでも神秘的なものを、絶対に間違いのない存在として信じる気持ちは強い。
④他力本願でない人が運命を動かす
人はどこかに弱さがあり、絶対的なものを信じる気持ちがある。
でも人間や占い結果を盲目的に信じてしまう人とそうでない人では運命は、はっきりと分かれる。
人間は間違うこともある、100%正しい絶対者など存在しない、占い結果も自分次第で変えていけるという心の姿勢がある人は、他人に考えてもらうのではなく、まず自ら考える。
自分で考え、自分で動き、結果を出していく。そして自分で動いて出した結果を積み重ねていく。その積み重ねこそが確かなもの。それも100%絶対だとは思わずにその都度、変えるべき所は変えていく。
人の言葉も、占い結果も、不完全なものを承知で、それらを参考にして色々組み合わせたりしながら自分の頭で考え判断の材料にする。
つまり人生の主役は自分。他人に考えてもらって、他人の指示(教え)や占い結果(占い師の言葉)に従って生きるのではなく、あくまでもそれは自分が考えるための判断材料。主役を他人に明け渡さない。
⑤心が定まるとは何か
心が定まるとは自分の頭で考えられるようになること。
それは自分に自信が付き、自分の長所も短所も認められるようになること。
自分に自信が無く、自分を観ることができない、また観ようとしない人は他人ばかりを見るようになる。
そして他人の言葉、占い結果という外側のものに振り回されるようになる。
良くても悪くても自分を観ること、それは現実を観るということでもある。
自分を知り、現実を知る。本当の意味で自分を生きるというのはそこから始まるのかもしれない。

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冷静を装っている裏には自信のなさがあるかもしれない。 早口でまくし立てるように喋る心の内には焦りがあるのかもしれない。 「そのように見えた」というだけではその人の本当の心の状態までは分からない。 表情と心の内のギャップにその人の問題が潜んでいる。2020年09月23日 15:00
タロット78枚フルデッキ&リーディング1日講座
タロット78枚フルデッキ&リーディング1日講座ではタロットカードの意味を覚える事とリーディング力を身に付けることを同時に学ぶことができます。
いきなり初心者がリーディング力と言われてもピンとこないかもしれませんが、タロットは想像力を働かせれば全くの初心者でもけっこうリーディングができるものです。
逆にカードを暗記することに必死になり過ぎていると、なかなかリーディング力が上達しないというのがタロットです。
タロットはまずは意味に囚われずに自由な発想で読むことが基本です。
そこから徐々にカードの意味をつかんでいきリーディングの幅を広げていくのが最も上達への近道です。暗記から入るのではありません。
本講座では78枚フルデッキを使い、カードの意味をストーリーを通して説明していきます。
そして各カードのテーマとなる意味を覚え、そこから自由にカードを読みながらタロットを学んでいきます。その後に実践的なリーディングのポイントを覚えて、1日講座でしっかりとタロットリーディングができるレベルを目指します。
講座内容
<タロットの基礎知識>
①タロットに秘められた数字と色の意味を掴みタロットを知る
②タロットのストーリーを通してカードを理解する
③大アルカナの説明
④リーディング練習1回目 (自由な発想でカードを読む)
⑤実践リーディングのポイントの説明
⑥小アルカナ(ワンド/カップ)の説明
⑦リーディング練習2回目 (ポイントを踏まえてタロットを読む)
⑧小アルカナ(ソード/ペンタクル)
⑨リーディング練習3回目 (総合的にタロットを読む)
<タロットの実践鑑定での使い方>
①相談内容についての情報の集め方
②未来の出来事への対処法を推測する
③相談者の悩みの原因は本当にそこなのか?
④表に出ない隠された人間関係(原因)を観る
⑤最終結果をより良くするキーカードの探り方
<講座の復習&質問>
分からない点の整理・重要な箇所の復習等
講座で覚えるスプレッド
〇スリーカード
〇二者択一スプレッド
〇ラ・クルース (手賀敬介オリジナルスプレッド)
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